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クレジットとは?

現代は「カード社会」ともいわれ、キャッシュカード、キャッシングのためのカード、そしてクレジットカードと、たくさんのカードが出回っています。
平成15年のクレジットカードの取扱高は、カードショッピングが計25兆円を超えております。割賦(ローン)方式、非割賦方式の別では、割賦(ローン)方式が全体の1割、残りの9割が一括払いに分けられており、ここ数年、一括払いの支払が伸びています。一方、カードキャッシングぼ方は計10兆円を超えております。どちらも右肩上がりの傾向にあります。
また、平成16年3月末現在のクレジットカード発行枚数は3億枚を超えており。発行系列別に見ると、銀行系、信販系、流通系が多く全体の半分以上の割合を示します。ほかには、メーカー系や中小小売商団体系、石油系、その他(ホテル、旅行業者、航空会社等のカード)となっていま す。単純に計算すると、成人1人当たり3枚ぐらいはクレジットカードを持っていることになりますが、実際 にはクレジットカードは持っていない人もいれば10枚以上持っている人もいます。

1 クレジットカードとは?

クレジットカードのメリットは、現金のが無くても商品を買ったり、サービスを受けたりすることができるところにあります。クレジットカードを持っていれば何かと便利で、とくに海外旅行では安全で信用も得られます。しかし残念なことに、その詳しい仕組みや歴史については、あまり知られていないようです。最初のクレジットカードとは、どのようなものだったのか見てみましょう!
クレジットカードの始まりは、アメリカで1920年代に石油会社が発行したオイルカード(ガソリン購入用カード)だといわれています。その後、いろいろな店でいろんな商品が購入できるカード)が主流となりました。汎用カードは、1950年のダイナースカードが最初です。日本では、1960(昭和35)年に日本ダイナースクラブが、61年にジャパン・クレジット・ビューロー(今で言う「JCB(ジェーシービー)」)が設立されましたが、本格的に普及し始めたのは、1968(昭和43)年以降の都市銀行が本格的にクレジットカードの発行に取り組み始めてからになります。クレジットカードは、銀行にとっては取引先の拡大、預金の獲得になるため、各銀行とも力を入れてきました。そして現在にいたります。

2 クレジットカードの選び方とは?

数あるクレジットカードの中で、どのクレジットカードを選ぶのかは自分のライフスタイルや好みによるとしか言いようがありません。そこで、ライフスタイルや性格(タイプ)別にお薦めのクレジットカードをあげておきましょう!

■ 使える加盟店が多い方が良いという人には銀行系か信販系の国際ブランドの付いたクレジットカードがおすすめです。

■ クレジットカードを使って社会貢献したいという人には、社会貢献型カードをおすすめします。

■ 旅行が大好きという人には、航空会社が発行するクレジットカードがおすすめです。利用状況に応じて無料航空券がプレゼントされる「マイレージサービス」が好評です。年会費は普通のクレジットカードより少し高めですが、その都度保険に入るよりも安くつきます。

■ 利用限度額が大きい方がいいという人には「ゴールドカード」がいいでしょう。年会費は、1万円前後と高いですが、その分、いろいろなサービスも付いています。また、「ステイタス」志向の方にもおすすめです。

■ いつも買い物する店は決めているという人には、その百貨店やスーパーのカードが断然お得です。(クレジットカードなら3〜5%割引されるのが多いです。)

■ クルマの運転が大好きでガソリンを安く入れたいという人には、利用状況に応じてガソリン代(軽油・灯油も含む)が割引になるクレジットカード(出光のまいどカードなど。)がおすすめです。

■クレジットカードは使いたいけど、偽造や盗難が心配なという場合は、三井住友VISAカードやダイナースカードが発行してる写真付きのクレジットカードもありますので、こちらがおすすめです。

3 クレジットカードの入会条件は?

クレジットカードは、申込みをすれば誰でも持てるわけではありません。原則として、満18歳以上で安定した収入があれば、申込むことは可能ですが、クレジットカードが発行さ れるかどうかは、申込者の「信用」度によります。クレジットカード会社は、「入会申込書」から申込者の勤続年数、収入や過去のクレジットの利用実績などの信用状況を調査した上で、カード発行の可否を判断します。(これを、「入会審査」といいます)この場合、個人信用情報センターに登録された情報を基にして、総合的な判断を行ないます。個人信用情報センター(個人信用情報機関)というのは、消費者が現在利用しているク レジットカードの種類、金額、過去の利用歴など、「消費者信用」の利用状況についての情報を、会員各社が提供し合い、利用し合うための機関です。信用情報機関には、銀行、信販会社、消費者金融専業ごとに設立されている3機関と、業態横断的に設立された1機関があります。つぎに、個人信用情報センターに登録されている信用情報とは、個人の属性情報(氏名、生年月 日、住所等)と個人の返済能力等に関する情報です。後者には、クレジットカードやローンを利用したことがある場合の個々の取引内容と返済の遅れに関する情報、破産宣告等の公的記録があります。
いくつかの会社からローンを借りていて、毎月の返済が家計を圧迫している場合とか、申し込んだクレジットカードの利用限度額がその人の支払能力を超えるなどと判断された場合には、クレジットカ ード会社は発行を見合せます。また、「安定した収入」が得られないと見なされている アルバイト、派遣社員の場合も、クレジットカードを発行しない会社が多いです。

4 クレジットカードの特典とは?

クレジットカード会社は、自社のカード会員様に対していろんな特典やサービスを提供しています。利用ポイントに応じたプレゼントやホテルの予約、通信販売、クレジットカード紛失の際の即時再発行、レストランガイド等の発行など、会員サービスは多くあります。ここでクレジットカード会社によってサービス内容は異なりますが、主なものをいくつかあげてみましょう!

■ ポイントサービス
クレジットカード利用の利用額に応じて一定割合をポイントとして管理、集計し、一定のポイント数に達すると点数に応じた景品やサービスが提供(還元)されるという会員特典です。割引やキャッシュバックなど百貨店カードや石油系カードにみられます。

■ 予約代行サービス
映画やスポーツ観戦などのチケット予約や、ホテル、ゴルフ場などのサービスです。比較的良い席がとれるのと、場合によっては割引になることもあっておすすめです。

■ 保険サービス
ショッピングガード保険(「ショッピング・プロテクション」と呼んでいるところもあります)は、クレジットカードで購入したものが一定期間内に壊れた場合に適用されます。海外旅行傷害保険は、海外旅行先で病気や怪我をした場合に適用されるものです。いずれも、 申請には事実を証明する書類(利用明細書、医師の診断書など)が必要です。

5 クレジットカードの便利な機能は?

クレジットカードの本来の機能は「後払い」機能ですが、このほかにも、キャッシュレスの決済機能、金融(キャッシング・ローンサービス)機能、ID機能、国際為替機能、 記録機能、安心、安全機能(多額の現金の持ち歩きが不要など)、リスクヘッジ(カード 保険による)、会員制機能、情報機能、システム対応機能(ATM、インターネット通販 などに対応)など、様々な機能があげられます。そのうち、会員にとって便利だと思われるものをいくつか見てみましょう!

■ クレジット機能
クレジットカードの本質的な機能で、利用代金の後払いができるということです。

■ 決済機能(キャッシュレス機能)
現金の代わりに利用代金の支払い(決済)を行なう機能です。また、クレジットカードは、海外でもそのまま使えて、自動的にレート換算されますので、キャッシュレスの「国際通貨」機能もあるということになります。

■ 安心、安全機能
特に治安の悪い国では、現金の持ち歩きは危険ですので、クレジットカードの一番のメリットは、「多額の現金の持ち歩きが不要」ということでしょう。

■ 金融(キャッシング、ローンサービス)機能
キャッシングサービスは、小口の即時融資のことで、クレジットカードでお金を借りることができます。(利用限度額は10〜20万円が一般的です。)

■ ID機能
IDとは身分証明のことです。特に、支払いが可能な人物であることの証明になりますので、海外の有名ホテルに泊まったりレンタカーを借りたりする際には必需品です。

■ サービス付加機能
これは、説明するまでもないでしょうが、割引、優待、各種保険の付帯など、いろんな会員サービスがあります。

6 クレジットカードの支払方法は?

クレジットカードの支払方法は、大きく分けると、1回で払うか何回かに分けて払うかになります。1回で払う場合が「一括払い(マンスリークリア)」、何回かに分けて払う方法には「分割払い」と「リボルビング払い」があります。
このほか、「2回払い」「ボーナス一括払い」などもありますので、計画的に利用しましょう。なお、一括払いや2回払い、ボーナス一括払い場合は、手数料(金利)はかかりませんが、「分割払い」と「リボルビング払い」には一定の金利がかかります。

■ 一括払い
クレジットの支払い方法のうち、分割払いではなく1回払いで返済する方法です。このうち、翌月または翌々月に一括払いする方法を、「マンスリークリア」といいます。

■ 割賦(分割)払い
商品(サービスを含む)の利用代金を何回かに分けて払うことを、割賦ないし分割払いといいます。割賦販売の定義は、「2カ月以上の期間にわたり、かつ3回以上に分割して販売」することです。よって、2回払いやボーナス一括払いは、「分割払い」には含まれません。具体的には、3回払い、6回払い、12回払いなどがあります。

■ リボルビング払い
「リボルビング」とは、直訳すれば「回転信用」という意味です。利用金額にかかわらず、毎月一定の金額(ミニマムペイメント)を支払うクレジットカードの決済方法です。

7 クレジットカードの利用上の注意点は?

クレジットカードは、現金がなくても買い物ができますし、急な出費にお金も借りられるなど、便利な面がいろいろあります。その反面、便利さに任せて使いすぎてしまうこともあります。また、支払い(返済)が遅れると、その人の社会的な信用を失うこともあります。上手に利用して生活を便利に、楽しくするために、以下のようなことに気をつけましょう!

■ クレジットカードにサイン
まず、クレジットカードを受け取ったら、日頃書きなれている字体で、すぐに裏面にサインしましょう。これは、加盟店で利用する際、 本人であることを証明するものです。

■ 無理のない範囲の利用
便利だからといって、必要以上に使ってしまうと、支払いができなくなる危険性があります。自分の支払能力を考えて、無理のない範囲で利用しましょう。

■ 暗証番号に注意
クレジットカードには、数字4桁の暗証番号があります。クレジットカードやキャッシュカードの不正使用(他人使用)を防ぐため、事前に登録しておく番号ですが、この暗証番号を他人に教えたりすることは絶対にやめましょう。その為、本人確認ができる運転免許証など、生年月日がわかるものと一緒に持ち歩かないようにしましょう。また、暗証番号は、生年月日や電話番号など、他人に推測されやすいものは避けましょう。

■ クレジットカードは貸与
クレジットカードは、厳密に言うとカード会社から「借りている(貸与された)」ものです。したがって、他人はもちろん、家族や親戚などにも貸すことは契約違反です。

■ 利用伝票の保管
利用伝票は、引き落とし完了まで保管しておきましょう。間違った請求が来たりした時に、証拠がなければそれを証明できません。後日保険の適用を受ける際にも、利用伝票が必要です。キャンセル伝票をもらっておけば、後日の請求のトラブルを避けることができます。

■ クレジットカードの紛失
クレジットカードを紛失したら、すぐに最寄りの警察とクレジットカード会社に届けでを出しましょう。そうすれば、そのクレジットカードは「無効カード」として登録され、以後の悪用は予防できます。ほとんどのクレジットカードには、「カード盗難保険」が付いています。これは、クレジットカードが紛失、盗難により他人に不正使用された時に、その損害を補てんする保険ですが、所持者が注意を怠っていたりして「本人に過失があった」とされる場合は、保険が適用されないケースもあります。

■ クレジットカードの犯罪
クレジットカードの不正使用、変造、偽造、付着(郵送途上、または郵便箱からの抜き取りなど)などの、クレジットカードに係る犯罪が増えています。クレジットカード業界では、不正使用の防止対策に力を入れていますが、最近はネットワーク上でパスワードやID番号、クレジットカードの会員番号が盗まれる(スキミングなど)の被害も出ています。そのような被害にあった場合は、 すぐにクレジットカード会社の人と相談しましょう。

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